バズの妹の家におじゃました。
彼等はたっぷり着替えなんぞを入れたバッグを運び込み、
僕はすぐ帰れるつもりでいたから荷物なんかない、
しかも、ヤツらの荷物を運んでやっていた。
僕は、悪いけどふてくされていた、
だから親戚と挨拶するにも、笑顔はひきつっていたかもしれない。
親戚を紹介されるが、
これがまた妙にたくさんいて覚えられない。
久しぶりにバズとライノが来るというわけで近所に住んでいた一族が集まったんだ。
それに、その友だちも何人か、、、。
これでゆっくり休めるわけがない、、、
とりあえず僕ら3人はひとりづつシャワーを浴びて、
腹が減ったし、人数も多いから、、、
「どこか食べにいこう」
ああ、外出だ、今着いたばかりなのに。
人数が多いから行動もまとまらず、とろい。
結局、レストランもカジノのレストランが割安ということで、
またもカジノに行くことに、、、。
もう、、、いやだ。
といってもまだまだこれから、だったようだ。
やっとオーダーが決まって、やっと食べ終わって
ようやくレストランを出ると、目の前はカジノのフロアーだ。
誰からともなく、最初は立ったままスロットにコインを入れてレバーを引く。
数回繰り替えして少しコインが出るとスツールに腰をかける。
俺も私もとメンバーは散りはじめ、
あっという間にカジノの人込みの中に消えていく。
僕も例外ではない、ノリやすくおめでたい性格でもある。
とはいえ、さすがにその晩は10時頃、おとなしくアパートメントに戻った。
妹の旦那のマークはまっとうに生きてるセールスマンで、
このバカ兄弟の愚行はわかっていた。
楽しんでいたけれど、バカげているのも自覚してる。
そんな彼が気を使って僕に話し掛けた。
「ダイ、気に入らないことはなんでも言わなきゃいけないよ。」
(ノーと言えない日本人、、、か俺は?)
『ありがとう、でも、昨日の夜中から、何度このアホ兄弟に文句をいったことか、、、
○○○○とか××××とか、何をどう言おうがこいつらは聞きやしない』
となりで、ブラックジャックではしゃぐバズとライノをあごでさして答えた。
「まぁ、バケーションだからな、こいつらも」
『はぁ?、バケーション?』
途中でいい加減気付いていたが、これは計画的な誘拐だったんだ。
「ま、ここまできたんだ楽しもうぜ」
バズは僕にカードをよこし、
僕ものせられてゲームでひとしきり盛り上がった。
「おまえ、なかなかつよいなあ、いけるよ。よ〜し明日本番だ」
でも、乾いた笑いしか出ない。
「ああ、、、楽しいかもね、、、」
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